2010年7月21日水曜日

ひろさちや「お葬式をどうするか 日本人の宗教と習俗」PHP新書

★★★☆☆☆:よく分かるお葬式

今のいわゆるお葬式のしきたりや作法を、歴史的に解説し、葬式どうあるべきか柔らかく語った本です。あまりラディカルではありません。現行の葬式仏教に依存するお寺の方にあまりキツイことは言えないのでしょう。とはいいつつ、これからの時代、葬式仏教は生き残れないよというはっきりしたメッセージは送ってます。

そりゃそうだよね。葬式に数百万つかうか?そんな金あったら子供に使うぜ。うちの両親も(幸いまだ存命ですが)納得してくれると思うな。残念がるおじおばはいるかもしれないけれど、説得できないとは思わない。儀式としての葬式を軽んじたとしても、そこにちゃんとした思いがあればいいと思う。親は子孫を思い、子孫は親祖父母を思う。それこそ金銭の絡みようのない世界だと思うし。

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