2010年7月18日日曜日

釈迦仏購入

思い立って有楽町の大江戸骨董市に仏像を探しに行きました。

最近マジで仏教づいていて毎朝般若心経唱えてるぐらいですから、仏像くらいあった方がいいだろうと。気分も出るしね。

手ごろな仏像でもありゃしないかと思って見回ったんですが、思ったより、というか、思った通り、というか、適当なのはなかったです。やたら古色蒼然としたものだったり、首だけのガンダーラ仏(というのかしら)だったり。ちょっと部屋に飾って拝もうか、という対象ではない。お値段も安いのは安いけど、高いのは高い。「なあに古きゃいいんだよ。古きゃ」と、落語の火焔太鼓を彷彿とさせるような感じで、ちょいと仏像でもショッピングってなわけにはいきませんでしたね。

子供は「あのブッダ買おうよ」「あのブッダいいじゃん」などとなぜだか興奮状態で押し売りモード(聖☆おにいさんを読んでるせいで、ブッダに親近感がある模様)。なぜお前が買わせようとする。こっちはイライラモード。仏像買いに来て子供にイライラしてるようじゃいけない。それが凡夫の悲しさよ。

ざっと見回って収穫なし。有楽町無印で家族とランチ。私はビールを軸にさっさとパン単品に決定。家族はランチセットをあれこれと検討中。

せっかく仏像買いに来たんだけどなあ。ふと思い出す。丸善で仏像展示即売会やってたな、と。

で、有楽町から東京のOAZO丸善に行きまして、買いました。釈迦仏。18,900円也。

予算の二倍だけど、骨董屋で見たものより顔立ちもいいし、安っぽくないし(骨董屋で見たのは古くて何だか安っぽかった)、まあ、いいだろうと。

阿弥陀仏と迷ったんですが、なぜか子供は釈迦仏がいい、と主張。

阿弥陀仏にも未練があって、阿弥陀様はどうしてダメなの?と子供に聞くと、阿弥陀仏と釈迦仏って何が違うの?と逆に質問されました。

阿弥陀仏は極楽浄土の仏様で、釈迦仏は実在の人だよ、と答えるとだったら実在の人がいい、と。

ま、いっか。ということで釈迦仏に決定。

そう。極楽浄土の思想は有難いのですけど、正直100%身に馴染んでいないんですよ。嘘偽りないところで南無阿弥陀仏。と本心で感謝できるのですが、偶像化された阿弥陀様には違和感がまだ若干のこっている。その辺もまだ私が凡夫たるゆえんなのでしょうけど。ということで、まだ実際に受肉されたお釈迦様の方が入りやすいかしらん、などと思ったりして、お釈迦様でいいじゃないか、と。子供には、お釈迦さまには、南無阿弥陀仏ではなく南無釈迦牟尼仏と唱えるのだよ、と一応注意して、お釈迦様。南無。

早速ソーメンをお供え。子供がやたら盛り上がってて楽しいですわ。なんとなく部屋の空気も締まる感じ。

面白いもので、2,500年前に修行され、涅槃に入られた方の像が部屋にあるだけで違うものです。

ちなみに夕食はソーメンとトマトとオクラの刻んだのとゴーヤチャンプルーでした。(私が作った)

ごちそうさまでした。合掌。


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