2011年4月6日水曜日

どうして放射線が怖いか2

どうして放射線が怖いか。

見えないから。影響がはっきり分からないから、放射線が怖い、と。

影響はハッキリ分からないんだけれど、確率的な影響が宣言されてしまうんですな。そこがまた怖い。

100mSvの放射線量を短期間で受けてしまったアナタ。がんで死ぬ確率が0.5%上がってしまいましたよ!なんて。

ヤベ。0.5%かよ。いや、数字的には小さいよ。でも、できる限りその数字は上げたくないよね。むしろ下げたい。マイナスにしたいよね。でも上がっちゃった。死に近づいたということが言えるんじゃなかろうか。どうしよ。

なんて焦るわけです。参ったなあー。なんて悩むわけです。

でもね。100%死ぬんだよね。人間って。

毎日死に近づいている。いや、むしろ、毎日死と隣合わせなんすな。

放射線が怖いよー。怖いよー。などとハゲシク悩みながら歩いてたら車にぶつかって死んじゃった、みたいな。で、死ぬ間際に「ああ、これで放射線に悩まされずに済む。よかった・・・ガクッ」なんて。

落語の枕みたいなことが起こりうるワケです。

がんで死ぬ確率が数%上がるより、真剣に悩んでる方が体に悪いんちゃうか、というのは乱暴か。

浴びちゃったものはしょうがねーじゃねーか。と腹を括るしかない。というとまた乱暴か。でも、しょうがないのはしょうがない。放射線の累積は「保守的な仮説だ」と信じておきましょう。

原発に生活を破壊されて、死ぬに死にきれんとか、そういうのはあるかもしれませんけどね。

ま、とにかく、どっしり生きましょう。

できることはやる。風評被害や、デマをやり過ごす、と。ギリギリの精神状態になったとしても「当面は、あとしばらくは生きてるんじゃないか」と思えるんじゃないかしら。

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