2008年12月23日火曜日

高度成長期のいわゆる中産階級に生まれた

クリスマス(今日はイブ・イブだけど)というのは、私にとっては高度成長期(団塊Jr)のいわゆる中産階級(中企業サラリーマン)に生まれたことを実感するイベントです。

どういうことかと言えば、今日はクリスマスだ。ワー。じゃあ、ハンバーグにしましょうか。やったー!夕方何気にテレビをつけるとディケンズのクリスマスキャロル(人形劇)をやってる。やったー!さあ、ハンバーグ食った。寝るぞ。プレゼント楽しみ~!という感じですんなり収まってしまう感覚。それが日本高度成長時代の中産階級に生まれた子の発想だと思うのです。

すなわち、クリスマスだからいつもとは違う感が欲しい。でもだからといってローストビーフとか、丸一匹のローストチキンというのもなんだか場違いな気がする。いや、別に親にねだればそのくらい作ってくれるのは分かってるし、ハンバーグが凄く特別なわけじゃない(てゆーか先週もハンバーグ食べた)。でも親もいそがしそうだし、ローストビーフが格別ハンバーグより美味いとも思えない。プレゼントももらえる。ハンバーグでかなり満足。別に苦労して背伸びする必要はないじゃん。やれば出来るけどさ(アンニュイ)。という感じ。

クリスマスというイベントを真剣に楽しもうとカロリーを消費し、熱く頑張る人と比較した時、若干「損?」という気もしないではありませんが、トータルで見れば妥当というか、バランスが取れている態度にも思えるわけで。家にはお手伝いさんがいました。クリスマスといえばローストチキンが当たり前。というお坊ちゃんお嬢ちゃん。あるいは、昔貧乏したことがあってなんとなくコンプレックスがあるんだよねー、だからクリスマスからローストビーフははずせない。という価値観よりも、まあ、それなりに楽しもうや、というところが自然体でよろしいのではないか、と。

そんなふうに自己肯定できるだけ、成長したなと自分を褒めてやろうじゃないか。自分を「よし」としたいと思う、今日この頃です。
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