2008年12月23日火曜日

吉行淳之介「飲む」

吉行淳之介の「飲む」というエッセーがあって、これがエッセーの白眉というか、何年かおきに読み返してしまうのです。

個人的には傑作と思ってます。一杯の酒がもたらす潤い。

琥珀色の美酒。ストイックでありつつも、酒を楽しむことのできる余裕。酒への憧れとストイックさとの共存。一杯の貴重な酒を飲むことで、生きている文脈に戻る。生きている実感と、酒を飲む幸せとが完全に合体する時。

いいですね。うん。

以上。
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