2009年3月14日土曜日

溜飲が下がった(奥田知志さんによるホームレス支援)

感動しました。奥田知志さんのホームレス支援活動

それと同時に前からもやもやと違和感を持っていた派遣村活動に、はっきりと自分なりの評価が出来たような気がしました。

混同するな、という意見もありそうですけどね。両者は「弱者を支援する」というレベルまで抽象化すれば、同じ構造を持っている。でも実体は違う。目標、活動内容、思想(という言葉が気に入らなければ信念)、全て別物です。

まあ、そこは置いておいて、奥田知志さんのホームレス支援活動と派遣村活動との違いについて、以下にキーワードを並べてみます。

凡例:
【派遣村】
<ホームレス支援>

【有能】
<地道>

【効率】
<どぶ板>

【「派遣社員」という社会的現象/集合的な人格が対象】
<さまざまな挫折、屈折、人生を持つホームレスその人が対象>

【群集を操作する】
<一人の人間と相対する>

【キャンペーン・マーケティング】
<信頼・愛情・赦し>

要するにはっきり言ってしまうと、派遣村は小ざかしいんですよ。何か賢しらな若者たちの恥ずかしいキャンペーンって感じで。人間が見えてこない。社会の問題をあぶりだすための手段に過ぎなかったって感じ。それに簡単に乗らされるマスコミもレベルが低いぜ。

だからこそ、批判するのがつらいってこともあります。こんなやつらが見え見えのキャンペーンやって、もてはやされて、気に入らないんだけど、社会の片隅でブーブー言ってる俺よりましじゃないか。成果としてはあいつらの方がよほど上だしな・・・

まあ、それは認めたとしても、奥田知志さんのやってることと比べると派遣村なんて青臭いお祭り騒ぎだってことを確信して、すっきりしました。

正直に言いましょう。派遣村は上手く実行された茶番だったと思います。われわれは悪乗りしたマスコミ経由で広報活動を見せ付けられただけ。

やれやれ。(あ、ささやかですが奥田さんのNPO法人に寄付する予定です)
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