2011年3月17日木曜日

外国のレポートに惑わされないように

実現可能性や、現状のリスクを冷静に把握することなく、「悪い方に考えた方がよい」という感覚的な判断で疎開をお勧めされている内田樹先生のブログに、フランスの新聞(Liberation)での福島原発の記事の紹介ありました。日本よりも状況を厳しく見ている、とのこと。

Liberation の記事から

こういうの、本当に良くないと思うんだよねー。

フランスの新聞っていうと何やら権威ありげじゃないですか。

アメリカ、イギリス、フランスも、日本よりも避難の範囲を広げたり、退去勧告出したりしているわけですよ。

しかも、今日本の国民は、疑心暗鬼になってるわけじゃないですか。

すると「日本の情報は、信頼ならない。より厳しい外国の方が、実は信用に値するのだな」何て思う人が出ないとも限らない。

でも、これって典型的なデマの構造ですよ。こんな印象を周囲に振りまくべきではない。

ちゃんと調べれば、「枝野官房長官が出て以降、比較的信頼できる情報を発信しているらしい」と考えるのを妨げるような、疑わしい情報はありませんよ。新聞、テレビ、そして早野さんのtweet、Wikipediaなどを、素人なりに一生懸命読む限りは。

諸外国は、日本、東京、東北に思い入れはない。ギリギリのところまで踏みとどまろう、何とかしようという意思が希薄である。だから、あっさり切り捨てられるんです。

大体、連中は二次情報を元に、推測を混えて、悪い方向に考えているワケ。

こっちは、「見えた」「見えない」というレベルで苦労して情報収集し、ギリギリの思い入れで判断してるワケ。

もちろん、諸外国の見識も無視するわけにはいきません。われわれの思い入れが楽観的な観測を引き出してしまうことがある。また傍目八目ということがありますから。

でも、ただの素人ならともかく、それなりに売れる書籍を出す文系学者の素人が、安易にフランスの見解を晒すというのは、どうも無責任ではないか、と思いますね。

こういう情報にも、また慎重に当たらねばらないと思います。

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