2011年8月18日木曜日

困った状況

先日のこと。

わたしの向かいの3人掛けの席に座った親子。

30代前半のお父さんお母さんと、2歳くらいの男の子。

行楽の帰りだったようで、お父さんお母さんはとにかくぐったり。でも男の子は大変元気でよく喋ってました。

甥っ子とその子が年が近いこともあって「おうおう。可愛いもんだなあ」と思いつつ、しかし不機嫌な人には(残念なことだけど)小さい子の声が癇に障ることもあるんじゃないか、などと少し心配しつつも、ノートPCにてマインスイーパー絶賛プレイ中のわたし。

事件(?)が起きたのは、数十分後のことでした。

それなりに混雑していた車中にて、何やら癇に障るきっついトーンの声が聞こえてきたんです。

あー。どこかのオバサンが怒ってるよ。やだなー。こっちまで不愉快だ。何が起こったんだ?と思って話を聞いてみると(どうしても耳に入ってくる)どうやら件の親子が標的になっている様子。

「しつけの問題です。いや。あなたがたの問題ですよ。わたしもXX歳の子供を持ってますが、こんなことは許しませんね!」

非常に厳しく、怒りと軽蔑に満ちた声。

「とにかくもう席は空けたんですから、すわったらどうですか」とお父さん。

「いえ。わたしは座りたくありません。座りたかった人がいたと思いますよ」とあざけるような声。

どうやら車内混雑時に親が2歳の子を席に座らせていた(ヒザ抱っこしていなかった)ことが、大変そのオバサンの気に障ったため、かなりの剣幕で文句を言っていたようでした。

そりゃね。言ってることは正しいけどね。

でもお父さんお母さんも疲れてた様子だし。油断してたんだろうねえ。とわたしは同情的。

もっとマシな言い方が、いくらでもあるだろうに。

端的に「おヒザ抱っこして席を空けたらどうですか」と伝えればそれで済んだだろうに。

何を熱心に攻撃してるんだ?このオバサンは?怒りと軽蔑をまき散らして。みっともない。

ということで、結構不愉快になってしまったのでした。

そのご両親。かわいそうにオバサンの攻撃で更に疲労度が増した様子で、わたしと同じ駅でぐったりと降りていったのでした。

今思えば「ヒドいオバサンだったねー。確かに正しいかもしれないけど、あんな言い方はないよね」と一言くらい慰めてあげたらよかったなー、などと若干の後悔もあったりして、やっぱりどうもトラブルやら些細な衝突というのは尽きないもんだなあと嘆息してしまった帰宅電車だったのでした。

以上。

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