2009年5月9日土曜日

議員の世襲禁止法案

どちらかと言えば悪口。

GWで仕事を休んでのんびり出来るかと思ったら、いろんな雑音に触発されてかえってしょうもないことをいろいろ考えることになってしまいました。思うに人には一定の受容力ってのがあって、仕事に向かっていれば仕事に意識がとられて入ってこない情報が、仕事を休んでいるとその分余力が出て、アンテナが広がり、余分な情報を拾ってくる模様。やれやれ。こんなことなら手塚治虫のブッダでもまとめ買いして読みまくってればよかったかもな。

もう最後にしよう。うん。

民主党が議員の世襲禁止を公約に掲げているそうですね。(民主党の公式Webに行ってもソースは見つかりませんでしたが、まあガセではないでしょう。)

最初に「人をバカにするな」と思いましたね。

でも次の瞬間に「いや、本当にバカなのかも」とも思いました。

一般に二世ナントカは無難なことしか出来ないので有事には使えないってのが私の印象です。だから世襲禁止はやったらよろしいと思います。平時でも禁止していいんじゃないか。ダメかね。自民党内閣の顔ぶれ見ればもう「勘弁してよ」という感想が浮かぶだけです。そりゃ上手く行ってわりと皆がハッピーな時代ならいいですよ。でもこのヤバイ時代にあのメンツじゃねー。無難なことやりながら沈没するんだろうなーって予感。

まあいいや。

世襲を支持するのは誰かと考えたとき、私は「それは現状維持を望む人」だと思う。地盤と看板を引き継いで、ついでにこれまでの既得権益層も温存。そんなとっぴなことをするはずがない。周りの望みを聞いて、そこそこのことしかやらない/できない人。それが二代目。「このまま何も変えて欲しくない」人が二世を選ぶ。

ということは、イザという時、いやこのままだとまずい、と思う人が増えれば自然に二世は淘汰されてゆくはず。そんな希望を持っていたわけですよ。私は。でも、どうもWebやマスコミの様子を見ているとそうとも思えない。

皆さん二代目やら名家やらお金持ちが本当にお好きなんじゃないか。搾取されている側であっても、喜んでそんなオボッチャマを支持してるんじゃないか。そんな暗い印象がぬぐいきれませんので。

あー。暗い気持ちになってきた。ニーチェ読み返そうかな。奴隷根性のルサンチマンは今も健在であったか。
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